やまいだれに山で「疝」の読み方とは?簡単に解釈

やまいだれに山で「疝」の読み方とは? 読み方

やまいだれに山と書く「疝」は何と読みどんな意味を持つのでしょうか。

今回は、「疝」の読み方と意味について解説します。

やまいだれに山で「疝」の読み方

「疝」の読み方は音読みでは「セン」「サン」、訓読みでは「せんき」です。

「疝」の意味や解説

「疝」とは、「下腹部の痛み」を意味する言葉です。

中国で発祥した東洋医学の流れを組み日本で本草学と組み合わさって独自に発達した医学のことを「漢方医学」といいます。

漢方医学では体内のバランスが崩れることにより身体の不調が発生すると考えられており、体に感じられる不調や痛みを部位や痛みの種類ごとに分別しそれぞれの症状に合わせて治療方法を選択します。

「疝」は漢方の考えに基づく下腹の痛みを表す言葉です。

正確には胸よりも下で足よりも上の部分の痛み全般を表す言葉で腹や腰、睾丸など腹回りに感じる痛みであれば全て「疝」に当たります。

腹部は人体にとって重要な内臓が集まる部分であり痛みや不調が命に関わる危険性もあることから「疝」に対しては痛みや症状を見極めた上で適切な対処が必要です。

「疝」の熟語での使い方や使われ方

・『疝痛』【せんつう】
「腹に感じられる痛み」を意味します。
腹部の痛み全般を表す言葉で一般的には気分が悪くなって吐き戻したり腹を下すしたりなど消化器官の不調によって引き起こされる痛みを指します。
腹部には重要な臓器が集まっているため消化器官以外の痛みの可能性も疑われるので放置は危険です。
・『疝気持』【せんきもち】
「腹痛の持病を持つ人」を指します。
腸が弱く腹を下しやすい人や慢性的な内臓疾患に悩まされている人など腹の痛みを抱える人を表す言葉です。

まとめ

「疝」は日常ではまず使わない特殊な言葉です。

漢方医学で使う専門用語であり使う機会は限られますが難しい言葉ではないので意味と読み方を憶えておきましょう。

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