この記事では、「萃」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに卒で「萃」の読み方
「萃」という漢字は訓読みでは「萃(あつ)まる」や「萃(やつ)れる」読み、音読みでは「スイ」や「ズイ」、「サイ」や「セ」、「シュツ」、「ジュチ」と読みます。
「萃」の意味や解説
「萃」には「あつまる」や「あつめる」、「あつまり」、「くさむら」、「やつれ」や「やつれる」という意味が含まれています。
「萃」は並び生えた草の象形である「くさかんむり」に「卒」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。
「萃(やつ)れる」は「病気や心労などが原因で?せ衰えること」や「見栄えのしない様子になる」、「みすぼらしくなる」、「みすぼらしい姿になる」、「落ちぶれる」などの意味を含める言葉です。
「萃」の熟語での使い方や使われ方
・『権萃』【ごんすい】
「関東以西の雑木林に自生しているミツバウツギ科の落葉高木」を意味する言葉です。
・『抜萃』【ばっすい】
「書物や作品から必要な部分や優れた部分を抜き出すことやそのもの」を意味する言葉です。
・『萃点』【すいてん】
「さまざまな事柄や物などがあつまる場所」を意味し、生物学者、民俗学者である南方熊楠の造語です。
・『出類抜萃』【しゅつるいばっすい】
「同じ仲間で、優れたものの中でも、ひと際さらに優れていること」を意味する四字熟語です。
「出類」は同じ種類の中から優れた人を選ぶことという意味を表しています。
まとめ
「萃」は訓読みでは「萃(あつ)まる」や「萃(やつ)れる」読み、音読みでは「スイ」や「ズイ」、「サイ」や「セ」、「シュツ」、「ジュチ」と読む漢字でした。
そして、「萃」には「あつまる」や「くさむら」、「やつれ」や「やつれる」などの意味が含まれています。