この記事では、「蕪」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに無で「蕪」の読み方
「蕪」は音読みでは、「ブ」、「ム」と読みます。
また、訓読みで「かぶ」、「かぶら」、「あ(れる)」、「しげ(る)」、「みだ(れる)」と読みます。
「蕪」の漢字の意味や解説
「蕪(カブ)」とは、アブラナ科アブラナ属に分類されている一年草、または二年草(越年草)のことを意味しています。
草丈は30㎝から50㎝程度で、3月から5月頃に開花し、総状花序の4弁花の黄色い花が咲きます。
「蕪(カブ)」はヨーロッパでは紀元前から栽培され、日本でもかなり古くから栽培が行われてきました。
胚軸(はいじく)と呼ばれる部分を、根菜類の野菜として利用しています。
「蕪(カブ)」の主流は白色の小カブですが、他にも、大カブ、中カブのサイズがあります。
また、色も紫、紅、黄、緑などがあります。
「蕪(カブ)」は春の七草の一つです。
「蕪(カブ)」の別名には、「蕪(カブラ)」、「カブラナ」、「スズナ(菘・鈴菜)」などが挙げられます。
英語名は「Turnip」になります。
「蕪」の字は他にも、「荒れる」、「乱れる」などの意味があります。
「蕪」の地名や名前での使われ方
・『土居町蕪崎』【どいちょうかぶらさき】
愛媛県四国中央市にある地名です。
・『松尾町蕪木』【まつおまちかぶらき】
千葉県山武市にある地名です。
・『豊里町蕪木』【とよさとちょうかぶき】
宮城県登米市にある地名です。
まとめ
「蕪」は「くさかんむり」に「無」と書きますが、「くさかんむり」は漢字の冠の一つで、「草冠」と漢字表記します。
また、「無」は音読みで、「ム」、「ブ」、訓読みで「な(い)」と読んで、「ない」、「存在しない」などの意味を表しています。
言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。