けものへんに句と書く漢字には「狗」があります。
この記事では、「狗」の読み方を分かりやすく説明していきます。
けものへんに句で「狗」の読み方
「狗」は音読みで「く」や「こう」と読み、訓読みは「いぬ」と読みます。
「いぬ」は「犬」と書くことが可能です。
「狗」の意味や解説
「狗」は動物の犬を示す時に使う言葉であり、こちらは主に熟語として使われます。
「狗」には色々な種類がありますが、こちらの漢字は小さな犬を示す時にも使うことが可能です。
「狗」はこれ以外にも卑しいものや役に立たないことを示す意味があり、このような使い方は「犬」にも存在します。
「犬死(いぬじに)」は「狗死」と書くことが可能であり、こちらは何の役にもたたずに死んでいくことを表す言葉として知られています。
「狗」はこれ以外にも「天狗(てんぐ)」を表す時に使われており、こちらは山伏の服装と赤くて長い鼻を持っていることで有名です。
「狗」の熟語での使い方や使われ方
・『狗盗』【くとう】
「泥棒や盗人」を表す言葉です。
これらの犯罪者は犬のように忍んで歩くことからこのような名前が付きました。
・『羊頭狗肉』【ようとうくにく】
「見かけと内容が一致しないこと」を表す言葉であり、元々は「羊頭を掲げて狗肉を売る」という表現で使われていました。
商品の内容と広告や宣伝、看板が違うことに対して使う言葉であり、こちらはインターネットのお店でも発生することがあります。
・『天狗』【てんぐ】
「日本の伝承に存在する生き物」を示す言葉です。
外見的な特徴としては山伏の服を着ており、赤くて長い鼻を持っているのが特徴です。
さらに「天狗」は翼によって空を飛ぶことが可能であり、その存在は神や妖怪と見なす説も存在します。
まとめ
「狗」は動物の犬を示す言葉であり、主に熟語として使われます。
「狗」は犬以外にも「天狗」を表す時にも使います。