この記事では、「狂」の読み方を分かりやすく説明していきます。
けものへんに王で「狂」の読み方
「狂」の漢字の音読みは「キョウ」で、訓読みは「くる(う)・くる(おしい」です。
後述する漢字の持つ意味から、名前にこの漢字が使われることはなく、従って名前の読みだけに使われる読みはありません。
「狂」の意味や解説
「狂」の漢字には、「気が狂うこと」や「狂ったように熱中すること」や「こっけいや、おどけること」等の意味があります。
この「狂」の漢字の成り立ちとしては、つくりの「王(おう)」と同じ音読みの漢字に「枉」という漢字があり、この漢字が「まがるや、まげる」との意味を持つことから、獣が時として精神が曲がっているように見えること、すなわち「狂っている」ように見えることから、「くるう」状態にこの漢字が当てられたものです。
「王様」は時として、獣のように「狂った」行為を行うことがあることが由来ではないかとも考えられますが、それは間違いのようです。
「狂」の熟語での使い方や使われ方
・「狂」の漢字が「気が狂うこと」の意味で使われる熟語です。
『発狂』【はっきょう】:「精神に異常を来たすこと」を意味する熟語です。
・「狂」の漢字が「狂ったように熱中すること」の意味で使われる熟語です。
『狂喜』【きょうき】:「異常なまでの喜ぶこと」を意味する熟語で、「狂喜乱舞」の四字熟語でも使われています。
・「狂」の漢字が「こっけいや、おどけること」の意味で使われている熟語です。
『狂言』【きょうげん】:「猿楽のこっけいなものまねの要素を持ち、室町時代に成立したせりふ劇」を意味する熟語です。
まとめ
「狂」の漢字には、「気が狂うこと」や「狂ったように熱中すること」や「こっけいや、おどけること」等の意味があります。
また、漢字の意味としては、「気が狂うこと」や「狂ったように熱中すること」や「こっけいや、おどけること」等が挙げられます。