この記事では、「湧」の読み方を分かりやすく説明していきます。
さんずいに勇で「湧」の読み方
「湧」という漢字は訓読みでは「湧(わ)く」と読み、音読みでは「ユウ」や「ヨウ」と読みます。
「湧」の意味や解説
「湧」には「わく」や「盛んにおこる」という意味が含まれています。
「湧」は流れる水の象形である「さんずい」に力強い腕と甬鐘(柄のついた鐘)の象形である「勇」を組み合わせ、「(水が)わく」や「(水が)わき出る」という意味を表す形声文字として成り立った漢字です。
「湧」を使った例文
・『岩のあいだから温泉が湧き出ている』
・『たくましい父の姿を見ていると勇気が湧いてくる』
・『心温まるストーリーに思わず涙が湧いてきた』
・『部屋の清掃がきちんと行き届いていなかったため、虫が湧いていた』
「湧」の熟語での使い方や使われ方
・『湧出』【ゆうしゅつ】
「地中から液体が湧き出ること」を意味する言葉です。
・『湧昇』【ゆうしょう】
「海洋深部の冷水が水面まで湧き上がる現象」を意味する言葉です。
・『淘湧』【きょうゆう】
「水が勢いよく湧き出ること」や「波が立ち騒ぐこと」、「水が勢いよく湧き出る様」、「波が立ち騒ぐ様」を意味する言葉です。
・『湧水』【ゆうすい】
「地中から自然に水が湧き出ることやその湧き水」を意味する言葉です。
・『湧泉』【ゆうせん】
「湧き出る泉」や「生命力が泉のように湧くとされる経穴の1つ」を意味する言葉です。
・『湧然』【ゆうぜん】
「湧き出る様」や「盛んに湧き起こるさま」を意味する言葉です。
まとめ
「湧」は訓読みでは「湧(わ)く」と読み、音読みでは「ユウ」や「ヨウ」と読む漢字でした。
そして、「湧」には「わく」や「盛んにおこる」という意味が含まれています。