見たことはあるが、いざ読もうとしても、どう読んだら良いのか全く分からない文字があります。
この記事では、そんな文字の中から「浬」の読み方を分かりやすく説明していきます。
さんずいに里で「浬」の読み方
この文字の音読みとしては、「り」です。
そして、訓読みとしてはこれ一字で「かいり」そして「のっと」と読みます。
「浬」の意味や解説
「里」という文字にはもともとは「耕した土地」という意味があり、そこから、中国では距離の単位として使われていました。
その使い方が律令制の日本にも入ってきて、中国とは違う距離を表す単位として定着しました。
近代の日本における「1里」はおよそ3. 9キロメートルで、「町」などと共に使われていました。
そして、この「里」にさんずいが付くことによって「水に関係がある距離」のことを表すようになりました。
「海里」と書くこともありますが、海上での距離を示し、「1浬」はは約1. 8キロメートルになります。
そして「のっと」と読む場合には一時間に「1浬」進む速度になります。
「浬」の熟語での使い方や使われ方
・『海浬』【かいり】
1文字で表される「かいり」と意味は全く同じです。
海上での約3. 9キロメートルの距離を表します。
・『先浬』【せんり】
一般に使われる言葉ではありませんが、名前として使用されます。
「千里」の異字として、遠く先まで見通せる大きな器を持つことを期待してつけられるようです。
まとめ
この記事では「浬」という文字の意味や使われ方などに関して解説して来ました。
言葉だけでこの文字を他人に伝える場合に最も分かりやすい言い方は「さんずいに里山のさと」というものでしょう。
「さんずい」に関しては「さんずいへん」という言い方をすることもありますが、一般的なのは「さんずい」の方です。