この記事では、「佶」の読み方を分かりやすく説明していきます。
にんべんに吉で「佶」の読み方
「佶」という漢字は音読みで「キツ」や「ゴチ」と読み、訓読みでの用法はありません。
「佶」の意味や解説
「佶」には「すこやか」や「かたい」、「正しい」や「良い」という意味が含まれています。
「佶」は横から見た人の象形である「にんべん」に「吉」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。
「佶」での熟語での使い方や使われ方
・『佶屈/詰屈』【きっくつ】
「かがまって伸びがないこと」や「曲がりくねっていること」、「堅苦しいこと、とりわけ、語句や文章が堅苦しくて分かりづらいことやその様」、「硬くぎくしゃくとしている様」を意味する言葉です。
・『佶屈?牙』【きっくつごうが】
「文章が堅苦しく、ゴツゴツとしていて分かりにくい様」を意味する言葉です。
「佶屈」は「折れ曲がる様」や「滞り詰まって進まない様」を表し、「?牙」は「話などが堅苦しく理解できない様」を表しています。
「佶」の名前での使われ方
・『佶住』【きちずみ】
大阪府に見られる日本の名字です。
・『御供平佶』【みとも へいきち】
昭和後期から平成時代の歌人です。
・『根岸佶』【ねぎし ただし】
一橋大学名誉教授を務めた日本の経済学者です。
・『三要 元佶』【さんよう げんきつ】
安土桃山時代から江戸時代の臨済宗の僧侶であり、現在では一般的に閑室元佶(かんしつ げんきつ)とも呼ばれています。
まとめ
「佶」は音読みで「キツ」や「ゴチ」と読む漢字であり、訓読みでの用法はありません。
そして、「佶」には「すこやか」や「かたい」、「正しい」や「良い」という意味が含まれています。