この記事では、「伎」の読み方を分かりやすく説明していきます。
にんべんに支で「伎」の読み方
「伎」という漢字は訓読みでは「たくみ」や「わざ」と読み、音読みでは「キ」や「ギ」、「シ」と読みます。
「伎」の意味や解説
「伎」には「わざ」や「腕前」、「たくみ」、「わざおぎ」、「芸人」という意味が含まれています。
「伎」は横から見た人の象形である「にんべん」に竹や木の枝を手にする象形である「支」を組み合わせ、「枝を持って演ずること」、転じて、「わざおぎ」(=映画や演劇などで、劇中の登場人物を演じる人)という意味を表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。
「わざおぎ」は「こっけいな身振りで歌い、舞って、神や人を楽しませることやそれをする人」、「こっけいな事柄」という意味を含める言葉です。
漢字では「俳優(わざおぎ)」と表記され、後に「舞踊家」や「芸能人」、「役者」という意味でも用いられるようになりました。
「伎」での熟語での使い方や使われ方
・『歌舞伎』【かぶき】
「重要無形文化財や無形文化遺産に指定されている日本の伝統芸能の1つ」を意味する言葉です。
・『伎芸』【ぎげい】
「美術や工芸などの技術」、「歌舞や音曲などの芸能、そのわざ」を意味する言葉です。
・『伎巧』【ぎこう】
「技術上の工夫、とりわけ、芸術表現などにおける技術的工夫」を意味する言葉です。
・『伎能』【ぎのう】
「物事を行うための技術的能力」を意味する言葉です。
まとめ
「伎」は訓読みでは「たくみ」や「わざ」と読み、音読みでは「キ」や「ギ」、「シ」と読む漢字です。
そして、「伎」には「わざ」や「腕前」、「たくみ」、「わざおぎ」、「芸人」という意味が含まれています。