この記事では、「但」の読み方を分かりやすく説明していきます。
にんべんに旦で「但」の読み方
「但」という漢字は訓読みでは「但(ただ)し」や「但(ただ)」と読み、音読みでは「タン」や「ダン」と読みます。
「但」の意味や解説
「但」には「ただ」や「いたずらに」、「ただし」や「しかし」、「但馬(たじま)の国の略」という意味が含まれています。
「但」は横から見た人の象形である「にんべん」に太陽の象形と地平線の象形である「旦」を組み合わせ、「肌脱ぎ」(=和服の袖から腕を抜いて、上半身の肌を露わにすること)や「ただ」という意味を表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。
「ただ」は「もっぱら」や「わずかに」、「ひたすら」などの意味を表す副詞です。
そして、「いたずらに」は「無駄に」や「成果を伴わない様」を意味する副詞になります。
「但」を使った例文
・『但(ただ)し、こちらのサービスを利用していただくにはいくつかの条件があります』
「但」での熟語での使い方や使われ方
・『但馬国』【たじまのくに】
「現在の兵庫県北部に存在していた日本の令制国の1つ」を意味する言葉です。
・『但馬牛』【たじまうし】
「但馬地方において、古い時代より役肉兼用として飼育されてきた和牛」を意味する言葉です。
・『但し書き』【ただしがき】
「前文の内容などについての条件や例外、説明などを書き添えた文」を意味する言葉です。
まとめ
「但」は訓読みでは「但(ただ)し」や「但(ただ)」と読み、音読みでは「タン」や「ダン」と読む漢字です。
そして、「但」には「ただ」や「ただし」、「但馬(たじま)の国の略」という意味などが含まれています。