この記事では、「儡」の読み方を分かりやすく説明していきます。
にんべんに田3つで「儡」の読み方
「儡」という漢字は訓読みでは「くぐつ」や「でく」、「儡(つか)れる」と読み、音読みでは「ライ」や「ギ」と読みます。
「儡」の意味や解説
「儡」には「敗れる」や「落ちぶれる」、「つかれる」、「傀儡(かいらい)に用いられる字」という意味が含まれています。
「儡」を使った例文
・『傀儡』【かいらい】
「あやつり人形」や「くぐつ」、転じて、「自分の考えや主張を表さず、他の者の言いなりになって利用されている人」などを意味する言葉です。
・『傀儡師』【かいらいし】
「人形を使った公演をして諸国を回った芸人」や「黒幕」、「裏側から人を操る人」、「傀儡師の風俗を取り入れた歌舞伎舞踊」を意味する言葉です。
・『傀儡』【くぐつ】
「歌などと一緒に舞わせる操り人形」や「でく」、「かいらい」、「傀儡師」や「傀儡回し」、「遊女」や「舞妓」を意味する言葉です。
・『手傀儡』【てくぐつ】
「手で操作する人形やそれを操る芸」を意味する言葉です。
・『傀儡政権』【かいらいせいけん】
「名目上や体裁上では独立しているが、実態は外部の国家や政権に支配されている政権」を意味する言葉です。
「儡」の名前での使われ方
・『如儡子』【じょらいし/にょらいし】
江戸時代前期の仮名草子作者であり、本名は斎藤親盛。
まとめ
「儡」は訓読みでは「くぐつ」や「でく」、「儡(つか)れる」と読み、音読みでは「ライ」や「ギ」と読む漢字です。
そして、「儡」には「敗れる」や「落ちぶれる」、「つかれる」、「傀儡(かいらい)に用いられる字」という意味が含まれています。