りっしんべんに昔と書く「惜」は何と読みどんな意味を持つのでしょうか。
今回は、「惜」の読み方と意味について解説します。
りっしんべんに昔で「惜」の読み方
「惜」の読み方は音読みでは「セキ」「シャク」、訓読みでは「お?しい」「お?しむ」です。
「惜」の意味や解説
「惜」とは、「心残りで残念に思うこと」を意味する言葉です。
すでに過ぎ去ったことに対して残念に思うことを意味します。
一般的には思い入れが強いものに対して用いられる表現で愛着を示しているのに手に入らなかったり高く評価しているのに才能が生かされなかったりなど「自分の思うような結果にならず残念に思う」といったような意味合いで用いられる表現です。
対象に対してまだ気持ちが残っていることを指す言葉であり無理だとわかっているのに諦められない心情を表します。
人との別れや過ぎ去る自然への思いに使うほか、大切なものを失いたくないという意味で「ケチ」「しみったれ」といったニュアンスで使うこともあります。
「惜」の熟語での使い方や使われ方
・『惜敗』【せきはい】
「おしくも敗れること」を意味します。
スポーツの試合や戦いなどにおいてほんのわずかな差で敗れる残念な負け方を指します。
具体的な基準はありませんがスポーツの試合ならば1点差や0. 1秒差など接戦でもしかすると勝てたかもしれない試合にあと一歩及ばず敗れてしまった時に用いられる表現です。
・『惜別』【せきべつ】
「別れを残念に思うこと」を意味します。
まだ未練があり心残りがある状態での名残惜しい別れを表します。
・『哀惜』【あいせき】
「亡くなったことをかなしみ残念に思うこと」を意味します。
人が亡くなった時に感じる寂しさややるせなさなどを指す表現です。
まとめ
「惜」は日常でもよく使う言葉ですが非常に複雑な意味合いを持ちます。
言葉の読み方と合わせて意味を正しく理解しておきましょう。