この記事では、「峨」の読み方を分かりやすく説明していきます。
山へんに我で「峨」の読み方
「峨」という漢字は訓読みでは「峨(けわ)しい」と読み、音読みでは「ガ」と読みます。
「峨」の意味や解説
「峨」には「けわしい」や「けわしく高い山」という意味が含まれています。
「峨」は連なった山の象形である「山へん」に「ギザギザした刃先を持つ矛」の象形である「我」を組み合わせ、鋭くギザギザした「高く険しい山」を意味する会意兼形声文字として成り立った漢字です。
ちなみに、「峨」と同じ意味を表す漢字に「峩」もありますが、こちらは俗字(=世間一般では使われていますが、国が定めた規則では認められていない漢字)になります。
「峨」の熟語での使い方や使われ方
・『峨峨』【が】
「岩石や山などが険しく、そびえ立っている様」を意味する言葉です。
・『峨眉山/峨嵋山』【がびざん】
「中国仏教三大霊場の1つに数えられる中国四川省にある山」を意味する言葉です。
・『巍峨』【ぎが】
「山や建造物などが高くそびえ立っている様」を意味する言葉です。
・『嵯峨』【さが】
「山などの高く険しい様」を意味する言葉です。
「峨」の名前での使われ方
・『嵯峨天皇』【さがてんのう】
桓武天皇の皇子であり、第52代天皇です。
・『後嵯峨天皇』【ごさがてんのう】
第88代天皇であり、後に起こった後深草天皇の持明院統と亀山天皇の大覚寺統による二統対立のきっかけとなりました。
まとめ
「峨」は訓読みでは「峨(けわ)しい」と読み、音読みでは「ガ」と読む漢字でした。
そして、「峨」には「けわしい」や「けわしく高い山」という意味が含まれています。