この記事では、「揉」の読み方を分かりやすく説明していきます。
手へんに柔で「揉」の読み方
「揉」という漢字の音読みは「ジュウ」、訓読みは「もむ・もめる・ためる」になります。
「揉」の漢字を「ジュウ」と音読みする熟語には「揉捻(じゅうねん)」などがありますが、音読みされる言葉は多くありません。
一方、「揉」という漢字は「もむ・もめる」の訓読みで読まれることが多くなっています。
具体的には、「内輪揉め(うちわもめ)・揉み合う(もみあう)・揉み上げ(もみあげ)・揉み洗い(もみあらい)」などの熟語において「もむ・もめる」の訓読みがされているのです。
「揉」の漢字の意味や解説
「揉」という漢字の意味は、「手でもむこと・もんでやわらかくすること」や「揉めごとが起こること・他者ともめるトラブルが起こること」になります。
「揉」の意味として、「複数のものが混ぜ合わされること・色々なものが入り交じるさま」も挙げられます。
現在の日本語ではあまり使われない言葉ですが、「揉」には「矯める(ためる)」の意味もあります。
「矯める(ためる)」というのは、「木の枝などに力をかけ曲げてたわませる(撓ませる)」の意味合いを持っている動詞です。
「揉」の熟語での使い方や使われ方
・『内輪揉め』【うちわもめ】
「身内同士でもめること・仲間の間で対立が起こるさま」を意味して「揉」の漢字を使用している言葉です。
・『錐揉み』【きりもみ】
「飛行機が失速してから、錐を回すようにスピンして(螺旋を描きながら)垂直に落ちていくさま」を示している言葉になります。
・『揉め事』【もめごと】
「他者と争ってるさま・人と言い分が食い違って起こるトラブルや喧嘩」の意味合いで使われている熟語です。
・『磨揉遷革』【まじゅうせんかく】
「適切な教育をしたり指導を施したりすることで、より良い方向に改めていくこと」の意味を持っている四字熟語です。
欧陽脩(おうようしゅう)の「吉州学記」がこの四字熟語の出典です。
まとめ
この記事では、手へんに柔で「揉」の読み方・意味・使われ方を詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「揉」という漢字について詳しくリサーチしたいときには、この記事の解説をチェックしてみてください。