この記事では、「胱」の読み方を分かりやすく説明していきます。
月へんに光で「胱」の読み方
「胱」という漢字の音読みは「コウ」で、訓読みはありません。
「胱」の漢字は主に「膀胱(ぼうこう)」という人体の器官の一つを指す熟語において、音読みの「コウ」で読むことができます。
「胱」は現代の漢和辞典などでは訓読みは存在しないとされていますが、「名義抄」などの古い辞書では「膀胱」を示唆する「ユハリツボ」や「フクロ」といった訓読みがあります。
「胱」の漢字の意味や解説
「胱」という漢字は尿を溜めておく身体の器官である「ぼうこう(膀胱)」を意味しています。
「胱」が指し示している膀胱は、古語的な名詞・読み方では「ユハリツボ・ユバリブクロ」とも呼ばれていました。
「ユハリ・ユバリ」は漢字で表記すると「湯張り」であり、「温かい尿をつくって溜めておく袋のような器官」の意味を持っているのです。
「胱」の熟語での使い方や使われ方
・『膀胱』【ぼうこう】
「腎臓で産生された尿を一時的に溜めておく袋のような形をした器官」を意味している医学的・解剖学的な言葉です。
・『過活動膀胱』【かかつどうぼうこう】
「膀胱が過剰に活動しすぎることで、頻尿・失禁・尿意切迫感などの症状が出てくる病的な状態」を指し示している医学的な用語になります。
・『人工膀胱』【じんこうぼうこう】
「病気になった膀胱を摘出した後に、尿管を腹壁に結びつけて人工的につくる尿の排出口」を意味して使われている言葉です。
「人工膀胱」は「ウロストミー」とも呼ばれます。
まとめ
この記事では、月へんに光と書く「胱」の読み方・意味・使われ方を詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「胱」という漢字について詳しく調べたいときには、この記事の解説をチェックしてみてください。
