この記事では、「腮」の読み方を分かりやすく説明していきます。
月へんに思で「腮」の読み方
「腮」は音読みでは、「サイ」と読みます。
また、訓読みで「あご」、「えら」、「あぎと」と読みます。
「腮」の意味や解説
「腮」は魚類の「えら」や、呼吸器を表しています。
他にも、「あご」や「あぎと」の意味を持っています。
「あぎと」は「えら」や「あご」のことを言います。
そして、「えら」は水にすむ動物が、水の中で呼吸するための器官のことや、人の下あごの両端部分のことを表しています。
さらに「あご」は、魚のえらや、人や動物の顎骨(がっこつ・がくこつ)を中心とする部分を指しています。
「腮」は「月」に「思」と書きますが、「月」は「つき」、「地球の衛星」、「げつ」などの意味があります。
また、「思」は「おもう」、「考える」、「願う」などを表しています。
「腮」の熟語での使い方や使われ方
・『剛腮魚』【ぎぎ】
ナマズ目ギギ科ギバチ属、またはコイ目ギギ科に属する淡水魚のことを言います。
・『腮々気』【ささぎ】
「ササゲ」の別称で、マメ科ササゲ属に分類される蔓(つる)性の一年草のことを表しています。
「ササゲ」の漢字は「大角豆」と表記されます。
・『腮骨』【あごぼね・さいこつ・しこつ】
耳の下の顎骨のことで、えらの部分を言います。
まとめ
「えら」は他にも、「鰓」や「顋」の漢字表記があります。
また、「あご」の漢字は「顎」や「頤」の表記もありますが、一般的には「顎」の字が使われています。
そして、下あごは「おとがい」とも言われています。
さらに「あぎと」の漢字表記は「顎門」もあります。
言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。