糸へんに玄で「絃」の読み方とは?簡単に解釈

糸へんに玄で「絃」の読み方とは? 読み方

この記事では、「絃」の読み方を分かりやすく説明していきます。

糸へんに玄で「絃」の読み方

「絃」という漢字は訓読みでは「いと」「つる」と読み、音読みでは「ゲン」「ケン」と読みます。

「絃」の意味や解説

「絃」には「いと」「つる」「楽器に張る糸」という意味が含まれています。

「絃」はより糸の象形である「糸へん」に黒い糸を束ねた象形である「玄」を組み合わせ、「楽器の糸」という意味を表す形声文字として成り立った漢字です。

「絃(つる)」には「ゆみづる」「ゆづる」といった「弓に張り渡す糸」のほか、「弦楽器に張る糸」「土瓶や鍋などの弓状にかけ渡した取っ手」「枡の上面に対角線に張り渡した鉄線」という意味が含まれており、「弦」「鉉」とも表記されます。

「絃」の熟語での使い方や使われ方

・『六絃琴』【ろくげんきん】
「和琴の異称」を意味する言葉です。

・『二絃琴』【にげんきん】
「細長い胴に同じ長さの弦を2本張った琴の一種」を意味する言葉です。

八雲琴(やぐもごと)、及び、八雲琴の改良版である東流二絃琴(あずまりゅうにげんきん)があります。

・『断絃』【だんげん】
「楽器の弦が切れること」「切れた弦」「(琴瑟を夫婦仲の例えとすることから)妻と死別することや妻の死」を意味する言葉です。

・『絶絃』【ぜつげん】
「愛用している琴の弦を断つこと」、転じて、「親しい人と死別すること」「慣れ親しんだ人や物事と決別すること」を意味する言葉です。

琴の名手である伯牙は、自分の琴の理解者である鐘子期が死ぬと琴の弦を断ち切り、二度と琴を演奏することはなかったという故事に由来した表現になります。

まとめ

「絃」は訓読みでは「いと」「つる」と読み、音読みでは「ゲン」「ケン」と読む漢字でした。

そして、「絃」には「いと」「つる」「楽器に張る糸」という意味が含まれています。

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