この記事では、「紺」の読み方を分かりやすく説明していきます。
糸へんに甘で「紺」の読み方
「紺」という漢字は音読みでは「コン」や「カン」と読む漢字です。
「紺」はより糸の象形である「糸へん」に口中に一線を引いた象形である「甘」を組み合わせ、青地に赤色をはさみこんだ色である「紺色(こんいろ)」を意味する、会意兼形声文字として成り立った漢字です。
「紺」の意味や解説
「紺」には紫がかった濃い青色である「紺色」という意味が含まれています。
「紺」を使った例文
・『このカーディガンは気に入ったので、紺色のものと一緒に暖色系のものも買うことにした』
「紺」の熟語での使い方や使われ方
・『紫紺』【しこん】
「紺がかった紫色」や「濃い目の紫色」を意味する言葉です。
・『濃紺』【のうこん】
「濃い目の紫色」を意味する言葉です。
・『瑠璃紺』【るりこん】
「光沢を持つ紫がかった紺色の瑠璃」を意味する言葉です。
・『紺掻き』【こんがき】
「藍色で布を染めること、及びそれを職業とする者」を意味する言葉です。
・『正紺』【しょうこん】
「天然の藍で染めた紺色」を意味する言葉であり、化学染料で染めた紺色に対する名称として用いられています。
「紺」の地名での使われ方
・『上野紺屋町』【うえのこんやまち】
三重県伊賀市に所在する地名です。
・『大西町紺原』【おおにしちょうこんばら】
愛媛県今治市に所在する地名です。
・『上紺屋』【かみこや】
京都府福知山市に所在する地名です。
「紺」の名前での使われ方
・『今紺』【いまこん】
奈良県や北海道に見られる日本の名字です。
・『今紺谷』【いまこんや】
北海道に見られる日本の名字です。
・『大紺』【おおこん/おうこん】
大阪府や北海道に見られる日本の名字です。
まとめ
「紺」は音読みでは「コン」や「カン」と読む漢字でした。
そして、「紺」には「紺色」という意味が含まれています。