この記事では、「暖簾」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「暖簾」の正しい読み方は「のれん」と「だんれん」どちら
「暖簾」は「のれん」と読み、「だんれん」とは読みません。
理由は語源にあります。
「のれん」は元々「簾(すだれ)」として使われていました。
禅宗において、すだれの隙間をふさぎ、風やほこりだけではなく、部屋の暖かい空気を逃さない様にする為に使われる様になり、そこから「暖簾(のんれん)」と名付けられました。
これが次第に「のうれん」「のれん」に変化して使われる様になり、使い方も部屋の仕切りや店先の目印などになったのです。
つまり、「のれん」は「熟字訓(じゅくじくん)」という読み方で、2つ以上の漢字に、ある一つの意味を当てはめた読み方をしているのです。
従って、「だんれん」として使われることはありません。
正しい読み方の結論
「暖簾」は「のれん」と読みます。
「だんれん」とは読まないので注意しましょう。
「暖簾」の意味
「暖簾」の意味は、「店名や屋号、商品名などをしるし、店の軒先や出入り口に欠けて置く布」「室内の仕切りや目隠しとして使用する布製の装飾品」「お店の信用・評価」「営業により生じる経済的な利益で、権利とみなされるもの」という意味です。
吊るし掛けておく布を表すこともあれば、お店の信用や評価、権利などを表すこともあります。
「暖簾」の言葉の使い方や使われ方
「暖簾」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『暖簾がかかっているので営業中だ』
・『ネット上での誹謗中傷によりお店の暖簾に傷が付く』
・『長年修業してついに暖簾分けしてもらう』
まとめ
今回は「暖簾」の読み方について紹介しました。
「暖簾」の正しい読み方は「のれん」で、「だんれん」とは読みません。
正しく使える様に覚えておきましょう。