「幸甚」という言葉はどういった読み方が正しいのでしょうか。
今回は、「幸甚」の正しい読み方と意味について解説します。
「幸甚」の正しい読み方は「こうじん」と「さちべい」どちら
「幸甚」という言葉は「こうじん」と「さちべい」の2つの読み方が思い当たります。
「こうじん」と「さちべい」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「幸甚」の正しい読み方は「こうじん」です。
「幸甚」の「幸」は「幸福(こうふく)」「多幸(たこう)」など「こう」という読み方があり、「甚」は「甚大(じんだい)」「激甚(げきじん)」など「じん」という読み方があります。
2つの漢字それぞれの読み方を使った「こうじん」が「幸甚」の正しい読み方です。
「甚」には「じん」の他に「甚だしい(はなはだしい)」「甚く(いたく)」という読み方がありますが「べい」という読み方はありません。
なぜこのような間違った読み方が生まれたのか定かではありませんが、夏に着る羽織のような和服「甚平(じんべい)」がではないかと考えられます。
「甚」の読み方は「じん」なのになぜか「甚平」の「べい」と読んでしまい「さちべい」という誤った読み方が広まったと推測されます。
「幸甚」の意味
「幸甚」とは、「とてもありがたく幸せなこと」を意味する言葉です。
人に対する感謝やありがたみの気持ちを表す時に用いられる表現で、特にビジネス表現として用いられている言葉です。
「幸甚」の言葉の使い方や使われ方
・『大変幸甚に存じます』
・『そうしていただけると幸甚に存じます』
まとめ
「幸甚」の読み方は「こうじん」で「さちべい」ではありません。
ビジネス表現で広く使われる言葉なので正しい読み方と意味を知っておきましょう。