この記事では、「恍」の読み方を分かりやすく説明していきます。
りっしんべんに光で「恍」の読み方
恍は、音読みでこうと読むのが正解な漢字です。
訓読みの方では、とぼやほのと読む事が出来ます。
「恍」の意味や解説
文字で表記されたものを目にすれば直ぐに分かる事でしょうが恍は、りっしんべんの横に光の文字を加える事によって完成した漢字です。
そんな恍は、ぼんやりするとかうっとりする、かすかな様子といった意味を持っています。
画数は全部で9画で、漢字検定では1級レベルとなっていますが、残念ながら常用漢字には含まれていません。
そのため、普段の生活の場でこの恍の漢字を目にしたり、使用する機会は決して多くはないです。
「恍」の熟語での使い方や使われ方
・『恍惚』【こうこつ】
「心を奪われてしまい、うっとりする様子」や「意識や頭がぼんやりしている様」といった意味の言葉として、駆使されています。
・『恍然』【こうぜん】
「心を奪われてしまい、うっとりする様子」を意味する言葉として用いられているのです。
・『恍け者』【とぼけもの】
「間抜けな振りをして、わざと滑稽な言動をする人」とか「ぼんやりした人やうっかり者」といった意味を指し示す言葉として、利用されています。
まとめ
りっしんべんの隣に光の文字を付け足す事で成立した恍は、音読みでこう、訓読みでとぼやほのという読み方が可能な漢字です。
更にうっとりするやぼんやりする、ほのか等の意味を所有する漢字として、使われています。
ただし現在の常用漢字からは外れてしまっているため、テレビや雑誌等のメディアにおいては、ほとんど使用されてはいない漢字です。
なので日常生活の中で、この漢字を用いたり、見掛けるケースはそれ程多くはありません。
以上の理由から恍は、現代人にとって馴染み深い漢字とは言えなかったりするのです。