石へんに卑と書く漢字には「碑」があります。
この記事では、「碑」の読み方を分かりやすく説明していきます。
石へんに卑で「碑」の読み方
「碑」は音読みで「ひ」と読み、訓読みは「いしぶみ」と読みます。
「いしぶみ」は「石文」と書くことが可能です。
「碑」の意味や解説
「碑」は石に文字を書いた板を示す言葉であり、こちらは「石文」を表す時にも使います。
石に文字を書いた板は古代各地で使われており、様々な情報を残すために使われていました。
「石文」よりもさらに大きな石に文字を彫り込んだものは「石碑」と呼ばれており、こちらは現代でもモニュメントや「記念碑」として建立されています。
この「石碑」に刻む文字は「碑文」と表すものであり、古い時代の「碑文」を研究する学問は「碑文研究」と呼ばれています。
この「碑文」が刻まれているものとしては「ロゼッタストーン」や「ベヒストゥン碑文」などが有名です。
「碑」の熟語での使い方や使われ方
・『石碑』【せきひ】
「特定の出来事や記録、言葉などを彫り込んだもの」を表す言葉であり、こちらは古代に作られたものも存在します。
・『記念碑』【きねんひ】
「特定の出来事や人物の業績を彫り込んだもの」を表す言葉です。
「記念碑」は古いものから新しいものまで様々なものが存在します。
現代では企業や団体の業績を記したものや、偉人の記念などを表すものがあり、こちらは観光名所となるものもあります。
・『碑文』【ひぶん】
「石や金属に記された文章」であり、こちらを研究する学問は「碑文研究」と呼ばれています。
これらの記述方法は古代に使われてたものであり、後の世代には紙が使われるようになりました。
この紙を使った文章を研究する学問は「古文書学」と呼ばれています。
まとめ
「碑」は石に文字を書いた板や、大きな石に文字を彫り込むことを表す言葉です。
特に大きな石に文字を彫り込んだものは「石碑」や「記念碑」と呼ばれており、研究の対象になったり観光名所となるものも存在します。