この記事では、「蹠」の読み方を分かりやすく説明していきます。
足へんに庶で「蹠」の読み方
蹠は、音読みでせきやしゃく、しょといった読み方が可能な漢字です。
訓読みでは、あしのうらやふという読み方が出来ます。
「蹠」の意味や解説
文字表記を見れば理解出来る事でしょうが蹠は、足へんの横に庶の文字を付け足す事によって成立した漢字です。
そんな蹠は、足や足の裏、踏みつけにするといった意味を持っている漢字となっています。
漢字検定では1級クラスですが、常用漢字の中には含まれてはいません。
そのため大抵の人にとっては、馴染みがあるとは言えない漢字の1つとなっているのです。
「蹠」の熟語での使い方や使われ方
・『蹠球』【しょきゅう】
「犬や猫等の足の裏に存在している肉質の塊」を表す言葉として、使われています。
弾力があり歩く際のクッションの役割を果たす部位で現在では、肉球と呼ばれる事が多いです。
・『蹠骨』【しょこつ】
「足の裏を構成している5本の骨」を意味する言葉として、この蹠骨は利用出来ます。
ただし旧称であり、今では中足骨と呼ばれているのです。
・『足蹠』【そくせき】
「足の裏」とか「足底」を意味する言葉として、この足蹠は使用出来ます。
まとめ
足へんの隣に庶の文字を付け加える事により完成した蹠は、音読みでせきやしょ、しゃく、訓読みでふとかあしのうらという読み方が出来る漢字です。
更にあしやあしのうら、ふむにふみつけにするという意味を所有する漢字となっています。
とはいえ現在では、常用漢字から外れてしまっているので、雑誌や新聞等のメディアで使用される事は基本的にはありません。
なので目にしたり使われる機会というのは、かなり限定された漢字と言えます。
以上の事から大半の現代人にとってはこの蹠は、余り馴染みがない漢字となっているのです。