馬へんに也と書く漢字には「馳」があります。
この記事では、「馳」の読み方を分かりやすく説明していきます。
馬へんに也で「馳」の読み方
「馳」は音読みで「ち」や「じ」と読み、訓読みは「馳せる」で「はせる」と読みます。
「馳」の意味や解説
「馳」は人や動物が速く走ることを示す言葉であり、特に馬が走ることを示す時に使います。
「馳」は速く走る様や駆けだす様子を示す言葉であり、勢いがあるのが特徴です。
「馳せる」は「はせる」と読み、こちらは物理的な走り以外にも思いや考えを巡らせることを表す時にも使います。
「思いを馳せる」は遠くにいる人や存在について思いを巡らせることや思いやることを表す言葉として有名です。
この「馳せる」の対象は物理的に遠い人や場所以外にも、遠い過去や未来に対して想像したり考えを巡らす時にも使うことが可能です。
「馳」を使った言葉には「馳走」があり、こちらは美味しい食事という意味の「ご馳走」が有名です。
「馳」の熟語での使い方や使われ方
・『馳名』【ちめい】
「誉れをあげることや有名になること」を表す言葉です。
「馳名」の同音異義語には「知名」があり、こちらは世間に対して名前を知られるようになることを表します。
・『馳走』【ちそう】
「食事の準備してもてなすこと」であり、出された豪華な食事を示す時にも使うことが可能です。
より丁寧な表現としては「ご馳走(ごちそう)」があり、食事が終わった後の挨拶としては「ごちそうさまでした」があります。
・『馳せ参じる』【はせさんじる】
「大急ぎで駆けつける」という表現であり、こちらは「馳せる」に謙譲語である「参じる」が合わさった敬語表現として使われます。
まとめ
「馳」は人や動物が速く走ることや、遠くの存在に思いを巡らせることを示す言葉です。
「ご馳走」はおもてなしとして出された美味しい食事を示す言葉としてよく使われます。