この記事では、「撹」の読み方を分かりやすく説明していきます。
手へんに覚で「撹」の読み方
「撹」という漢字は訓読みでは「撹(ま)ぜる」や「撹(みだ)す」、「撹(ほだ)てる」と読み、音読みでは「カク」や「コウ」と読みます。
「撹」の意味や解説
「撹」には「みだす」や「かき回す」、「かき混ぜる」という意味が含まれています。
「撹」は5本指のある手の象形の「手へん」に両手と建物、大きな目と人、屋根のむねの千木のように物を組み合わせた象形の「覚」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。
「撹(ほだ)てる」は「火などをかきたてる」や「ホコリなどをたてる」、「かき混ぜる」、「かき回す」という意味を表す言葉になります。
ちなみに、「攪」は「撹」の異体字に当たります。
「撹」の熟語での使い方や使われ方
・『撹乱』【かくらん】
「かき乱すこと」や「混乱が起きるようにすること」を意味する言葉であり、慣用読みで「こうらん」とも読みます。
・『撹拌』【かくはん】
「かき乱すこと」や「かき混ぜること」を意味する言葉であり、慣用読みで「こうはん」とも読みます。
・『撹土器』【かくどき/こうどき】
「表土を掘り起こしたり、土を砕いたりするために用いられる農具」や「土砂をかき混ぜる装置」を意味する言葉です。
・『撹き板』【かきいた】
「物をたち切るために用いられる板」を意味する言葉であり、「掻き板」とも表記されます。
・『内分泌撹乱化学物質』【ないぶんぴつかくらんかがくぶっしつ】
「環境ホルモン」を意味する言葉であり、「内分泌撹乱物質(ないぶんぴつかくらんぶっしつ)」とも表現されます。
まとめ
「撹」は訓読みでは「撹(ま)ぜる」や「撹(みだ)す」、「撹(ほだ)てる」と読み、音読みでは「カク」や「コウ」と読む漢字でした。