この記事では、田と田と田と缶で「罍」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「罍」の正しい読み方は「さかだる」と「もたい」どちら
田と田と田と缶で「罍」という漢字には、様々な読み方の候補が存在しています。
音読みが「らい」、訓読みが「さかだる」「もたい」です。
読み方が全く違うものに分かれている訓読みの「さだかる」「もたい」は、どちらが正しいのでしょうか?
正しい読み方の結論$
「罍」の訓読み「さかだる」「もたい」のうち、漢字として正しい読み方は「さかだる」です。
「もたい」と読まれる使用方法は、人の苗字に使われるときに限定したものなのです。
「もたい」は新潟県柏崎市によく見られる苗字で、ルーツは長野県とも神奈川県とも言われています。
もともと「もたい」とは水や酒を入れておく容器のことで、その意味をもとにした苗字は、「茂田井」や「甕」という漢字でも表記されています。
「罍」の意味
田と田と田と缶で「罍」と書く漢字の意味は、「水や酒などを入れておく、青銅製の器」です。
前項で使われた「もたい」は材質を指定しませんが、「罍」は銅製の容器に絞って使われる漢字なのです。
特に、口のすぼんだ大型の壺型の銅器に対して用いられました。
「缶」という漢字が、「入れ物」を表します。
「罍」の言葉の使い方や使われ方
・『金罍』【きんらい】
「さかだる」を黄金で飾ったものが、「金罍」【きんらい】です。
・『罍罌』【らいおう】
罍罌とは、「さかだる」のなかでも特に、雷雲を模様にあしらったものを指す言葉です。
・『罍洗』【らいせん】
「手を洗う器」、または「大きな酒樽」という意味のある熟語です。
まとめ
田と田と田と缶で「罍」と書く漢字の読み方は、音読みが「らい」、訓読みが「さかだる」でした。
水や酒を入れておく器、という意味があります。
同じ意味を持つ漢字「甕」【もたい】と混じることがあり、苗字に使われるときのみ「罍」を「もたい」と読むこともあります。
主な熟語には黄金で飾ったさかだるを表す「金罍」【きんらい】があります。