この記事では、「訝」の読み方を分かりやすく説明していきます。
言べんに牙で「訝」の読み方
訝は、音読みでがやげ、げんと読む事が可能な漢字です。
訓読みの方では、いぶかと読まれています。
「訝」の意味や解説
文字表記を見れば理解出来る事でしょうが訝は、言べんの横に牙の文字を付け足す事によって成立している漢字です。
そんな訝は、疑わしく思うやいぶかる、人を迎えるに出迎えるといった意味を持っています。
総画数は11画となっており、漢字検定では1級クラスですが、現在の常用漢字からは外れてしまっている漢字です。
お陰で普段の生活において、この訝の漢字を見掛けたり、利用する機会というのは決して多くはありません。
「訝」の熟語での使い方や使われ方
・『怪訝』【かいが】
「納得出来ずに、けげんに思ってしまう事」といった意味の言葉として、駆使されているのです。
・『訝賓』【がひん】
「客を出迎えて、ねぎらいをする」という意味の言葉として、この訝賓は使用されています。
・『訝しい』【いぶかしい】
「物事が不明である事に対して怪しく思う様子」や「合点が行かない事」といった意味の言葉として、用いられているのです。
まとめ
言べんの隣に牙の文字を加える事によって完成した訝は、音読みでがやげ、げん、訓読みでいぶかと読まれる漢字となっています。
更に訝は、怪しむとか疑う、出迎えるに人を迎える等の意味を所有しているのです。
とはいえ残念ながら常用漢字には含まれていないため、新聞や雑誌、テレビ等のメディア上では、基本的に使われていない漢字となっています。
そのため日常生活の場で、この漢字を目にしたり、駆使する場面というのはほとんどなかったりするのです。
だからこそこの訝は、大抵の現代人にとっては、決して馴染み深いとは言えない漢字となっています。