この記事では、「相応しい」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「相応しい」の正しい読み方は「ふさわしい」と「そうおうしい」どちら
「相応しい」は「ふさわしい」と読み、熟字訓という読み方になります。
「熟字訓」とは、2文字以上の語に、本来の意味の言葉をあてはめて、普段使わない読み方にする文法です。
漢字全体に対する一つの読み仮名であり、それぞれの漢字に当てはめられた読み仮名ではありません。
熟字訓には「相応しい」の様に送り仮名が付くものも含まれます。
「相応」だけだと「そうおう」と読みますので、「そうおうしい」は文法的には正しい読み方の解釈となりますが、実際に使われません。
正しい読み方の結論
「相応しい」は「ふさわしい」と読みます。
「そうおうしい」とは言いません。
「相応しい」の意味
「相応しい」は「似つかわしい」「釣り合っている」という意味です。
ある人や物に対して、引き合いとなる人や物が釣り合っている時に使われます。
「ふさわしい」の語源は、平安時代に使われていた「ふれそふ(触添)」という言葉で、「良く釣り合う」という意味です。
「ふれそふ」から「ふさう」に変化して、更に形容詞化されて「ふさわしい」になりました。
言葉の意味から、同じ意味である「相応」という漢字があてはめられて使われる様になったのです。
「相応しい」の言葉の使い方や使われ方
「相応しい」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『自分の収入に相応しい生活をするべきだ』
・『あなたの身分や立場に相応しい相手を見つけて下さい』
・『職場に相応しい言葉遣いをしなさい』
まとめ
今回は「相応しい」の読み方について紹介しました。
「相応しい」は「ふさわしい」と読みます。
「そうおうしい」とは読みませんので、正しく使える様に覚えておきましょう。