この記事では「巳」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「巳」の正しい読み方は「み」
「巳」の正しい読み方は「み」です。
漢字の「巳」は訓読みで「み」、音読みで「シ」と読み、十二支に出てくる「巳」は「み」と読みます。
「巳」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「巳」という漢字は「己」との形がよく似ています。
「己」は訓読みで「おのれ」、音読みで「キ」「コ」と読むので、見間違えて「巳(み)」を「おのれ」「キ・コ」まないよう注意が必要です。
「巳」について説明
漢字の「巳」はヘビをかたどった象形文字で、一般に動物のヘビを意味します。
十二支の第六番目を「巳(み)」といい、西暦の数字を12で割ったときに9余る年(近年では2001年や2013年)が巳年(みどし)にあたります。
また巳年を「へび年」といいますが、十二支の「巳」に動物の蛇を当てはめたのは、干支をおぼえやすくするためともいわれます。
そもそも「巳」は「止む(やむ)」ことを表す漢字であり「これ以上はない、十分に熟して成長が止まる」ことを表します。
また、十二支の中で巳年はいったん物事が完了し、新しい起点になる年を意味するともいわれます。
そのほか、「巳には旧暦の4月、時間帯では午前10時頃、方角はおよそ南南東を意味します。
「巳」はこのように古くから暦に用いられており、私たちの日常生活に浸透している漢字ともいえるのです。
まとめ
「巳」の正しい読み方は「み」です。
ヘビを意味する漢字ですが、同じくヘビを表す漢字の「蛇」ほど読み方が認知されていません。
漢字の「己」とは形がよく似ているので、「巳(み)」を「おのれ」と読まないように気を付けましょう。