「算盤」は何と読むのでしょうか。
この記事では、「算盤」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「算盤」の正しい読み方は「そろばん」
「算盤」の正しい読み方は「そろばん」です。
「算盤」の読み方は複数の漢字の組み合わせに特定の読みを当てた熟字訓と呼ばれる読み方です。
「盤」は「盤上」【ばんじょう】「碁盤」【ごばん】など「ばん」と読みますが「算」を「さん」と読むのではなく「算盤」という二文字の組み合わせでのみ「そろばん」の読みが当てられます。
「算盤」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「算盤」のよくある間違った読み方として挙がるのが「さんばん」「ざんばん」です。
「算」には「算数」【さんすう】「計算」【けいさん】など「さん」という読み方のほか「暗算」【あんざん】「検算」【けんざん】など「ざん」とも読みます。
中国で誕生した計算に用いる盤に「算盤」【さんばん】と呼ばれるものがありますが、一般的なものではないため正しい読み方としては扱われていません。
「算盤」について説明
「算盤」とは、「串刺しの玉を動かして計算する計算機」のことです。
横長の枠に串に刺さった玉が固定された道具で、数に合わせて玉を動かすことで計算するアナログ式の計算機です。
数字が苦手な人でも数に従って玉を動かすだけで自動的に計算が可能で、達人になると電子計算機を使うよりも早いスピードで計算できます。
「算盤」の言葉の由来
「算」には「数える」という意味があります。
「数えるための盤」に唐音の読みを当てたのが「算盤」の由来です。
まとめ
「算盤」は知らないと読めない言葉です。
漢字からは読みを推測できない熟字訓なので読み方と意味を覚えておきましょう。