「育む」は何と読むのが正しい読み方になるのでしょうか。
この記事では、「育む」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「育む」の正しい読み方は「はぐくむ」
「育む」の正しい読み方は「はぐくむ」です。
「育む」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「育む」のよくある間違った読み方として挙がるのが「いくむ」「そだむ」です。
「育」には「育児」【いくじ】「飼育」【しいく】など「いく」という読み方や「育ち盛り」【そだちざかり】「山育ち」【やまそだち】など「そだ(つ)」とも読みます。
それらの読み方を当てたことで起きる読み間違いです。
「育む」について説明
「育む」とは、「大切に養い成長をうながすこと」を意味する言葉です。
親が子を守って育てるような大事に育てるさまを表します。
あれこれ世話を焼いたり面倒見たりなど労力はかけるものの、基本的には内にある才能や成長力を信じて見守るような育て方に対して用いられる表現です。
厳しく鍛えたり突き放したりなど激しい育て方に対しては使わず、自ら成長しようとする力を支えて引き出す育て方を表す言葉です。
子供や生徒など自分以外の存在に対して使う他動詞で、自分が大きく成長することを意味する自動詞の「育つ」とは使い方が異なります。
自分に対して「育む」という表現は使いませんが、愛情や友情など自分の内にある感情を他者との関係で成長させる場合のみ例外的に「育む」と表現します。
「育む」の言葉の由来
親鳥が雛鳥を育てる時に「羽根で含む(くくむ)」姿に由来するとされています。
まとめ
「育む」は日常的に使われている言葉です。
読み間違えやすい言葉なので正しい読み方を覚えておきましょう。