この記事では、「亘」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「亘」の正しい読み方は「コウ」と「セン」と「わたる」
「亘」の正しい読み方は、音読みで「コウ・セン」、訓読みで「わたる」になります。
「亘」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「亘」の間違いやすい読み方として、「旦」に似ていることから「タン」などを考えることができます。
「亘」の漢字は現代の文章やメディアでは名前以外に見かけることが少ないので、「間違った読み方」よりも「読み方自体が分からない」という人が多いでしょう。
「亘」の名前・地名や由来などについて説明
「亘」の漢字には、「わたる(渡る)・広い範囲に及ぶ・めぐらす」の字義があります。
「亘」には「長くつらなっているさま」を示す「綿亘(めんこう)・連亘(れんこう)」などの熟語もありますが、現代では人名(名字)や地名として使われる用例がほとんどになっています。
「広範囲に亘る(わたる)」などの用法もありますが、現代では「渡る」の漢字表記が一般化していて、「わたる」と平仮名で書くことのほうが多くなっています。
「亘」を使った地名としては、「宮城県亘理郡山元町(わたりぐん)」や「宮城県白石市亘理町(わたりまち)」、「熊本県菊池市亘(きくちしわたる)」などがあります。
「亘」が使われている名字として、「亘(わたり・わたい・わたる)・亘理(わたり)・亘利(わたり)」や「亘鍋(わたなべ)」などを挙げることができます。
「亘」は約2000人いるとされますが、他の名字は日本全国でも200人以下しかいない非常に珍しい名字になっています。
まとめ
この記事では、「亘」の正しい読み方が「コウ・セン・わたる」であることを説明しました。
「亘」の間違いやすい読み方や「亘」という言葉の意味・名前での使用・由来についても詳しく解説していますので内容をチェックしてみてください。