「灸」の読み方とは?間違いやすい読み方まで解釈

「灸」の読み方とは? 読み方

この記事では、「灸」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「灸」の正しい読み方は「きゅう」

「灸」の読み方は「きゅう」です。

なお、「きゅう」「灸」を音読みにした読み方で、訓読みで「やいと」と読むこともできます。

「灸」の間違った読み方や間違いやすい読み方

漢字の「灸」は、「炙る(あぶる)」などの使い方で知られる「炙」と形がよく似ています。

「炙」は音読みで「シャ」と読みますが、「灸」「炙」を混同して「灸」「シャ」と読み間違えないよう注意が必要です。

「灸」について説明

「灸」とは、皮膚の上にのせた「もぐさ」に火をつけ、その温熱の刺激によって体に良い効果をもたらす療法です。

「灸」はよもぎの葉を乾燥させて作るもぐさを皮膚のツボなどに直接置き、もぐさに火をつける方法が一般的です。

もぐさが焼けるために熱さを感じ、「灸」をした後は灸の痕が残りますが、もぐさの下に物を敷いたり、もぐさを小さくするなど痕が残らない方法もあります。

また、「灸」にはもぐさ以外の薬物を用いたり、鍼灸院で鍼(はり)の先にもぐさをのせて火をつける灸頭鍼をおこなうなど、さまざまな方法が存在しています。

美化語の「お」を付けて「お灸」と呼ばれることが多く、一般に「灸」をすることは「灸をすえる」とも言われます。

古くから民間療法として家庭に普及しており、時にはお仕置きをする意味でお灸がすえられることもありました。

そのため、悪いことをした者をこらしめることが「お灸をすえる」と例えられます。

なお、近年は熱さや刺激が穏やかな市販品、もぐさ以外のレーザー治療なども普及しており「灸」のイメージも変化しつつあります。

まとめ

「灸」の読み方は「きゅう」です。

「炙る(あぶる)」という漢字の音読み「シャ」と読まないように気を付けましょう。

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