この記事では、「若布」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「若布」の正しい読み方は「わかめ」
若布は、わかめと読むのが正しい読み方となっているのです。
もっとも若いや若者、若手といった言葉を見れば理解出来る通り、若の漢字は訓読みでわかという読みを持っています。
問題は後ろの布の漢字で、音読みと訓読みのどちらを見ても、めという読みは持っていません。
というのもこれは日本語の熟字訓と呼ばれる、特別な読み方によるものだからです。
熟字訓とは漢字1字ではなく、2字以上の漢字である熟字に訓読みを当てたという読み方であり、若布は熟字訓により、わかめと読む事が出来る言葉となっています。
「若布」の間違った読み方や間違いやすい読み方
若輩者とか若年層等の言葉みたいに、若の漢字は音読みでじゃくと読む事が可能です。
後ろの布の漢字は、毛布や布巾、財布の様に音読みでふと読む事が出来ます。
そのため若布の漢字表記を見て、音読み同士を繋げて、じゃくふと読んでしまう人もいたりするのです。
他にも布は、布地とか布目等の言葉の通り、訓読みでぬのと読めます。
お陰で若の漢字の訓読みであるわかと合わせて若布が、わかぬのと読まれてしまう事もあるのです。
所が若布に対して、じゃくふと読むのも、わかぬのと読むのも間違いなので注意が必要だったりします。
「若布」について説明
若布は、外海の浅い所に生えているチガイソ科の褐藻を示すのです。
まとめ
若の漢字は音読みでじゃくと読めるし、布の漢字は音読みでふと読む事が出来ます。
以上の事から若布を、じゃくふと読んでしまう人も存在しているのです。
ですが若布の漢字表記に関しては、じゃくふと読むのは誤りとなっています。
熟字訓と呼ばれる少し特殊な読み方により、若布はわかめと読むのが正解です。
更にそんな若布は、チガイソ科に分類される褐藻を意味する言葉として用いられています。