「破傷風」は何と読むのでしょうか。
この記事では、「破傷風」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「破傷風」の正しい読み方は「はしょうふう」
「破傷風」の正しい読み方は「はしょうふう」です。
「破」には「破壊」【はかい】「大破」【たいは】など「は」という読み方があります。
「傷」は「傷病」【しょうびょう】「負傷」【ふしょう】など「しょう」と読み「風」は「風力」【ふうりょく】「台風」【たいふう】など「ふう」と読みます。
それぞれの読み方を組み合わせてできる「はしょうふう」が「破傷風」の正しい読み方です。
「破傷風」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「破傷風」のよくある間違った読み方として挙がるのが「はきずふう」「はしょうかぜ」です。
「傷」には「傷薬」【きずぐすり】「生傷」【なまきず】など「きず」という読み方があり「風」は「風格」【ふうかく】「作風」【さくふう】など「ふう」とも読みます。
どちらも「破傷風」には当てはまりません。
「破傷風」について説明
「破傷風」とは、「傷口から入り込む菌によって発症する病気」です。
屋外の土に広く存在する「破傷風菌」によって起きる感染症の一種です。
傷口から菌が入り込むことによって感染し、体に入り込んだ菌は極めて強力な神経毒素を作り出し重篤な神経症状を引き起こします。
発症すると命に関わる可能性がある恐ろしい病気ですがワクチンで予防できます。
「破傷風」の言葉の由来
まだ細菌ウイルスの存在が知られていなかった時代は人から人へとうつる病気のことを「風」と呼んでいました。
「破れた傷から入る風」が「破傷風」の由来です。
まとめ
「破傷風」は薬や技術の進歩により一昔前に比べると脅威ではなくなっているものの、恐ろしい病気であることに変わりありません。
読み間違えやすいので正しい対策と読み方を覚えておきましょう。