この記事では、「辛酸」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「辛酸」の正しい読み方は「しんさん」と「からさん」どちら
「辛」も「酸」もいくつかの読み方ができるので、「辛酸」はどう読んだらいいのか迷ってしまいます。
では、どのように読むのでしょうか。
正しい読み方の結論
正しい読み方は「しんさん」です。
「辛」は音読みで「シン」、「酸」は音読みで「サン」です。
そのため「しんさん」となります。
「辛」は訓読みで「からい」「からのと」「つらい」、「酸」は訓読みで「すい」「す」「つらい」です。
しかし、「からさん」という言葉はありません。
これでは、「唐木さん」「唐津さん」のような人の名前のように感じてしまいます。
「辛酸」の意味
がまんできないような苦しさという意味です。
つらい目、苦しい思いを意味します。
何をつらい、苦しいと感じるかは人によって異なります。
フィギュアスケートの大会のことで説明をします。
ある選手は、何度も大会に出場しているのですが、あと少しというところで1位になることができずにいます。
本当にわずかな点の違いです。
これが、明らかに実力の差があるなら、納得できたでしょう。
しかし、本当にわずかな差なので悔しく、つらい思いがします。
そのつらい目を「辛酸」といいます。
勉強をすることをつらいと感じるかもしれませんが、そのことを「辛酸」とは一般的にはいいません。
心が痛むようなつらさをいう言葉です。
「辛酸」の言葉の使い方や使われ方
・『辛酸をなめる』
まとめ
この言葉は「しんさん」と読み、非常につらい思いという意味です。
転んでつらい、勉強をするのがつらいといった程度のものではありません。