この記事では、「遣る」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「遣る」の正しい読み方は「のこる」と「やる」どちら
「遣る」の正しい読み方は「のこる」と「やる」の両方です。
「のこる」という読み方で認識している人も多い言葉ですが「やる」と読むほうが言葉の意味が広く使われている言葉であり、一般的な日本語として平仮名やカタカナ混じりで表記される「やる」や「ヤる」は漢字で表記するとこの「遣る」になります。
正しい読み方の結論
「遣る」は「のこる」も「やる」も両方正しい読み方です。
ただ漢字表記される機会としては「のこる」の漢字として使われることが多く、「やる」は平仮名やカタカナ混じりで書かれることが多いため「やる」として目にする機会はそれほど多くないでしょう。
そのため「のこる」と読むほうが正しいケースが多くなります。
「遣る」の意味
「遣る」は「のこる」と読むか「やる」と読むかで意味が変わります。
「のこる」という場合は後世にまで続くという意味の言葉です。
「やる」という場合の意味はどこかへ行かせたり乗り物を進ませたり目を向けさせること、何らかの行動を起こすことや目下の相手などにものを与えることなどなど、枚挙に暇がないほど多岐にわたります。
「遣る」の言葉の使い方や使われ方
・『歴史に名が遺る偉業』
・『子供の動向に目を遣る』
・『嫌なことでも渋々遣る』
まとめ
漢字で書かれているのを見るのは「のこる」方の「遣る」が目にしがちですが、「やる」と読む場合に使われるのも間違いではありませんしむしろ日本語としては「やる」の方が多く使われています。
意味は全く違うのでどちらの読み方で使われているかは文脈から読み取ることができるはずです。