この記事では、「蔵」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「蔵」の正しい読み方は「ぞう」や「くら」
「蔵」は音読みで「ぞう」もしくは「そう」、訓読みで「くら」や「おさ(める)」「かく(れる)」と読むのが正しい漢字です。
「蔵」には、「物をしまっておく場所」や「おさめる」「かくす」といった意味が含まれています。
仏教では「あらゆるものを包み込むもの」を示す言葉となっています。
「蔵」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「蔵」の間違った読み方は「ざ」です。
「蔵」を使った言葉の中に「ざおう」と読む「蔵王」がありますが、「蔵」そのものに「ざ」という読み方は含まれていません。
また、訓読みで「はらわた」と読む「臓」にも注意が必要です。
「臓」は「蔵」と形が類似しているほか、音読みは「蔵」と同じ「ぞう」「そう」になります。
ただし「蔵」を「はらわた」と読むことはないため取り違えないよう気をつけましょう。
「蔵」を使った熟語
つづいて、「蔵」を用いた熟語の一部を紹介します。
「収蔵」
「収蔵」は「しゅうぞう」と読む熟語で、「物などを取り入れてしまうこと」または「収穫した農作物を蓄えておくこと」という意味があります。
「収蔵庫」や「物置に収蔵する」のように使用されます。
「蔵書」
「ぞうしょ」と読む「蔵書」は、「書物をしまってあること」または「しまわれている書物」を示します。
「蔵書に加える」や「蔵書数」などのように用います。
「酒蔵」
「酒蔵」は「さかぐら」と読む言葉で、「酒を醸造したり貯蔵したりする蔵」のことを指します。
「日本酒の酒蔵」「酒蔵を見学する」のように使われます。
まとめ
「蔵」の正しい読み方は「ぞう」や「くら」などになります。
「ざ」や「はらわた」などとは読まないので注意が必要です。
「蔵」が様々な熟語に取り入れられている点も理解しておきましょう。
ぜひ漢字の読み方を学ぶ参考にしてください。