この記事では、「鬱」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「鬱」の正しい読み方は「うつ」と「しげ(る)」、「ふさ(ぐ)」、「さか(ん)」
「鬱」は音読みだと「うつ」と読み、訓読みだと「しげ(る)」や「ふさ(ぐ)」や「さか(ん)」と読みます。
「鬱」という漢字には「しげる」や「草木がむらがりしげる」、「ふさぐ」、「ふさぐ」、「気が晴れ晴れしない」、「物事の盛んな様」、「香り草」、「かおり」を意味する言葉です。
異体字には「欝」があります。
「鬱」という漢字は覆いの象形と穀物の粒と容器の象形、さじの象形、大地を覆う木の象形、酒などの飲み物を入れる腹部の膨らんだふたつき土器の象形、長く流れる豊かでつややかな髪の象形を組み合わせ、「立ち込める良い香り」を意味する漢字として成り立ちました。
「鬱」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「鬱」は「診」のような字体を含めるため、「診」の音読みである「しん」や訓読みの「み(る)」と読み間違えてしまうケースが考えられるでしょう。
また、「杉」という漢字を含んでいるようにも見えるため、「すぎ」と読み間違えてしまうケースも考えられるでしょう。
「鬱」を使った熟語
ここでは「鬱」を使った熟語を紹介していきます。
「憂鬱(ゆううつ)」
「憂鬱」は「気持ちがふさいで、晴れないことやその様」、「草木が暗くなるほどに茂ることやその様」を意味する言葉です。
まとめ
「鬱」は音読みだと「うつ」と読み、訓読みだと「しげ(る)」や「ふさ(ぐ)」や「さか(ん)」と読む漢字であり、「しげる」や「ふさぐ」、「ふさぐ」、「気が晴れ晴れしない」などの意味を含みます。
「診」や「杉」を含んでいるように見えるため、「しん」や「み(る)」、「すぎ」と読み間違えてしまうケースが考えられるということでした。