この記事では、「香炉」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「香炉」の正しい読み方は「こうろ」と「きょうろ」どちら
「香炉」の正しい読み方を考えるために、最初にこの熟語に使われている漢字の個別の読みについて、確認しておきます。
「香」の漢字の音読みは「コウ・キョウ」で、訓読みは「かお(り)」です。
また、「炉」の漢字の音読みは「ロ」で、訓読みは「いろり・ひばち」です。
従って、ここから「こうろ」と「きょうろ」ともに、音読み+音読みを繋げた読み方で、「香」の漢字の音読みの「コウ」と「キョウ」の、いずれを使っているのかの違いだと分かります。
しかし、このいずれが正しい読みかは、ここから推察することはできません。
さて、「香炉」の正しい読み方は「こうろ」と「きょうろ」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
「香炉」の正しい読み方は、「こうろ」であり、「きょうろ」と読むのは、間違いです。
「香炉」の意味
「香炉」とは、「元来は仏具で、焼香をするための炉のこと」ですが、香りを楽しむための「香(こう)をたくための器のこと」として、広い意味で使われている言葉です。
ここで記した通り、「香(こう)」をたくための器なので、「香炉(こうろ)」と読まれるのです。
「香炉」の言葉の使い方や使われ方
・『香道は、お香の匂いを楽しむものですが、香炉を廻したり、匂いを嗅ぐ仕草等に作法があります』
・『旧家のお宅に招かれた際に、床の間に由緒ありげな香炉が置かれているのに、目が惹かれました』
まとめ
「香炉」の正しい読み方は、「こうろ」であり、「きょうろ」と読むのは、間違いです。
また、この「香炉」とは、「香(こう)をたくための器のこと」を意味する言葉です。