この記事では、「仰せ」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「仰せ」の正しい読み方
「仰せ」の正しい読み方は「おおせ」です。
「おお・せ」は訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「仰せ」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「仰せ」は「あおせ」「ぎょうせ」などと間違って読まれることがあります。
「仰せ」について説明
「仰せ」の意味は以下の通りです。
1つ目は「目上の人からの言いつけ・命令の尊敬語」という意味です。
2つ目は「相手をうやまい、言うことを表す語」という意味です。
「仰せ」は動詞「仰す」の連用形が名詞化した語で、「仰せの通りです」「仰せ遣はす(おおせつかわす)」などと使われます。
似た意味の言葉に「宣う(のたまう)」があり、「言う」の尊敬語、「おっしゃる」という意味です。
「仰せ」が「目上の人から言いつけること」、「宣う」は「目上の人が言うこと」という違いがあります。
「仰せ」の言葉の由来
「仰せ」の「仰」という漢字は、「横から見た人」「立つ人」「ひざまずく人」の象形です。
ここから「立っている人を見上げる」「あおぐ」という意味で使われる様になりました。
「おおせ」の動詞形「おおす」は「負わす(おわす)」という言葉が語源で、「相手に言葉の重みを負わせる」という意味、ここから「仰」という漢字にあてはめられました。
まとめ
今回は「仰せ」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。