この記事では、「尊ばれる」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「尊ばれる」の正しい読み方は「とうとばれる」「たっとばれる」
「尊ばれる」は「とうとばれる」または「たっとばれる」と読みます。
これは「尊」の訓読み「尊ぶ(とうとぶ・たっとぶ)」を未然形の「尊ば」にして助動詞の「れる」を付けた形になっています。
「尊ばれる」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「尊ばれる」の「尊」は訓読みで「尊い(とうとい)」と読むので、「尊い」という言葉を知っていれば「尊ばれる」を読み間違えることも少ないでしょう。
ただ「尊」の読み方を知らなければ、「尊」を音読みにして「そんばれる」と読んだり、「〜ばれる」という送り仮名の雰囲気から「むすばれる」と読んだりする可能性があります。
「尊ばれる」について説明
「尊ばれる」とは、価値があるものとして大切に思われること、あがめられることです。
これはバ行五段活用動詞「尊ぶ」の活用形で、未然形の「尊ば」に助動詞の「れる」が付くことで、受け身、尊敬、可能、自発の意味が含まれます。
例えば、受け身ならば「周りの人から尊ばれる」、尊敬なら「相手の人を尊ばれる」、可能なら「あれくらい高価な物なら尊ばれる」、自発なら「最近は安く手に入るほうが尊ばれる」といった使い方ができます。
なお、「尊ばれる」は「とうとばれる、たっとばれる」と二通りの読み方ができ、どちらを使っても意味は変わりません。
「たっとぶ」は「とうとぶ」が変化したもので、促音が入るために「とうとぶ」よりも文語的な印象を与えます。
まとめ
「尊ばれる」は「とうとばれる」または「たっとばれる」と読みます。
「そんばれる」「むすばれる」などと読まないよう注意しましょう。