この記事では、「巣食う」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「巣食う」の正しい読み方
「巣食う」の正しい読み方は「すくう」です。
「す・く(う)」は訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「巣食う」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「巣食う」は「すくらう」「そうくう」などと間違って読まれることがあります。
「巣食う」について説明
「巣食う」の意味は以下の通りです。
1つ目は「生き物が巣を作って住まうこと」という意味です。
2つ目は「良くないことをする人間が集まって住む様になること」という意味です。
3つ目は「悪い考えや、病気などが宿って離れなくなること」という意味です。
「巣食う」は動詞として「クモが巣食う」「町に反射組織が巣食う」「病魔が巣食う」などと使われます。
「巣食う」は本来「巣くう」と書き、「くう」は「巣を作る」という意味で、「食う」との関連性は明らかになっていません。
「巣を作る」という意味から次第に「良くないものが取りつく」という意味で使われる様になり、「浸食される」という意味で「食う」が使われる様になったとされています。
「巣食う」の言葉の由来
「巣食う」は漢字の意味から成り立つ語です。
「巣」は「鳥・獣・虫などのすむ所」「人の住む所」「よくない仲間が寄り集まる場所」「クモが獲物を捕まえるために張る網」という意味、「食う」は上記で紹介した通り「くう」が変化した語で「巣を作る」という意味、「巣食う」で「鳥・獣・虫などが巣を作ること」、転じて「良くない仲間が寄り集まって住むこと」になります。
まとめ
今回は「巣食う」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。