この記事では、「仙鳳趾」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「仙鳳趾」の正しい読み方は「せんぽうし」
「仙鳳趾」は「せんぽうし」と読む地名です。
これは、それぞれの漢字を音読みにした「仙(セン)」、「鳳(ポウ=ホウ)」「趾(シ)」を組み合わせています。
「せんぽうじ」と読むこともあります。
「仙鳳趾」の間違った読み方や間違いやすい読み方
全国には読み方が難しいと言われる地名が多く、その一つに「仙鳳趾」があります。
この地名に含まれる漢字で特に読み方が難しいのは、日常であまり目にすることのない「鳳」と「趾」でしょう。
「鳳」は「鳳凰(ほうおう)」に使われるように「ホウ」と読み、「趾」は「足趾(そくし)」という用語があるように「シ」と読むのですが、漢字が読めたとしても「せんぽうし」ではなく「せんほうし」と読んでしまう可能性が高いです。
「仙鳳趾」について説明
「仙鳳趾」は、北海道の北東部、北海道釧路郡釧路町の東部にある地名です。
東側には、潮の流れが強くプランクトンなどのエサが豊富な好漁場・厚岸(あっけし)湾があり、隣の厚岸町と共に美味しい牡蠣の産地として知られます。
近くを北海道道142号線が通り、その周りには住宅地や商店が建ち並んでいます。
「仙鳳趾」の言葉の由来
「仙鳳趾」のある釧路町はアイヌ語に由来する地名が多く、また「仙鳳趾」もアイヌ語から生まれた名前の一つであります。
この地域は近くの厚岸湾ではたくさんのニシンが獲れ、漁場として発展していました。
「ニシン=小魚」が獲れることから「小魚がいる所」を意味する「チェッポ・オッ」と呼ばれるようになり、転じて「せんぽうし」に変わり、漢字で「仙鳳趾」と表記されるようになりました。
まとめ
「仙鳳趾」は北海道の釧路にある地名で「せんぽうし」と読みます。
「鳳」を「ぽう」と読むところがわかりにくい地名といえるでしょう。