この記事では、「伝々」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「伝々」の正しい読み方
「伝々」の正しい読み方は「でんでん」です。
「でん・でん」は音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「々」は、言葉を2つ続けて意味を強調する時に使われる語「踊り字」の一種で、正式には「同の字点(どうのじてん)」と言います。
ただし、現在では形から「ノマ」とも呼ばれています。
読みかたは前の漢字の繰り返しになりますが、言葉により音変化する場合もあります。
「伝々」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「伝々」は「つたえづたえ」「うんぬん」などと間違って読まれることがあります。
「うんぬん」は「云々」と書きますので、間違えない様にしましょう。
「伝々」について説明
「伝々」は、「次から次へと伝えるこや、その様子」という意味です。
ある事柄やものごとの影響が、時間を経て他へと次々及んでいくことを表します。
「伝々」は名詞として「伝々する・した」「伝々して引き継がれる」などと使われます。
似た意味の言葉に「伝播(でんぱ)」があり、「伝わり広まること」という意味です。
「伝々」は「次々伝えること」、「伝播」は「広まりながら伝わること」という意味の違いがあります。
「伝々」の言葉の由来
「伝々」は漢字の意味から成り立つ語です。
「伝」は「つた(わる)」とも読み「情報が人から人へと知らされる」という意味、「々」は「反復記号の一種」で、漢字ではなく固有の読み方はありません。
「伝々」で「人から人へ次々と知らされていく様子」になります。
本来は「伝伝」ですが、「々」が代用されています。
まとめ
今回は「伝々」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。