この記事では、「忌服」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「忌服」の正しい読み方は「きぶく」もしくは「きふく」
「忌服」は「きぶく」あるいは「きふく」と読むのが正しい言葉です。
「忌」の字を「き」と読み、「服」を「ぶく」または「ふく」と読みます。
「忌服」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「忌服」の間違いやすい読み方は「いふく」といえます。
「忌」は「い(む)」とも読むことから上記のように読んでしまう場合があるかもしれませんが、誤った読み方になります。
また、「忌」は「忌々(いまいま)しい」のように使用されることもありますが、「忌服」は「いまふく」などとは読まないので注意しましょう。
「忌服」について説明
「忌服」は、「いむ」「喪に服すること」といった意を示す「忌」と、「着る物」「従う」「喪にこもる」などを表す「服」で構成された熟語で、「親族が亡くなった際に、一定の期間喪に服すこと」を意味します。
「服忌(ぶっき)」と呼ばれることもあり、中国の「五服制」を元に大宝令において衣服のみ制度化されました。
貞享元年(1684年)には「服忌令」が発令され、故人との近親度合いによって忌中と喪に服す期間が細かく決められました。
徳川幕府による「服忌令」は明治政府に引き継がれ、1947年(昭和22年)に廃止となります。
現在は「忌服期間」を定めた法令はありませんが、「忌中」は四十九日まで、「喪中」は約1年間とするのが一般的となっています。
まとめ
「忌服」の正しい読み方は「きぶく」または「きふく」になります。
「いふく」や「いまふく」などと読まないよう注意することが必要です。
「忌服」の意味や歴史についてもチェックしておきましょう。
ぜひ漢字の読み方を学習する参考にしてください。