この記事では、「蛇足」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「蛇足」の正しい読み方は「だそく」と「じゃそく」どちら
「蛇足」には2つの読み方があります。
1つめは「だそく」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わった中国の発音を元にした読み方です。
2つめは「じゃそく」で、こちらも音読みになります。
滅多に使われないので不自然ですが、誤りではなく、呉音として辞書に載っています。
正しい読み方の結論
「蛇足」は「だそく」「じゃそく」どちらも正しい読み方です。
ただし、日常では「だそく」と読むことが圧倒的に多くなります。
「蛇足」の意味
「蛇足」は「だそく」「じゃそく」どちらも同じ意味で、「蛇の足」「なくても良い無駄なもの」になります。
由来は中国の歴史的書物「戦国策」に記載されている逸話にあります。
昔、楚(そ)の国の神官が、「蛇の絵をはやく描いた者に褒美としてお酒を与える」と言いました。
使用人の中で最も速く蛇の絵を描き終えた人が、「自分には足を描けるくらい余裕がある」と言い、蛇に足を描き足してしまい、その結果失格となり、2番目に早く描けた人の勝利となってしまったのです。
ここから「余計なもの」「無駄なもの」として使われる様になりました。
「蛇足」の言葉の使い方や使われ方
「蛇足」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『蛇足(だそく)ながら、私もその銘柄の株を持っています』
・『これ以上ストーリーを引き伸ばすのは蛇足(だそく)だ』
・『どうせ見ないのだから、コピーを付けても蛇足(だそく)になる』
まとめ
今回は「蛇足」の読み方について紹介しました。
「蛇足」は「だそく」も「じゃそく」も正しい読み方で、同じ意味になります。
正しく使える様に覚えておきましょう。