この記事では、「煮沸」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「煮沸」の正しい読み方は「しゃふつ」と「にふつ」どちら
「煮沸」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語を構成する個別の漢字の読みを確認します。
「煮」の漢字の音読みは「シャ」で、訓読みは「に(る)」です。
また、「沸」の漢字の音読みは「フツ」で、訓読みは「わ(く)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みを繋げれば、「しゃふつ」と読めますし、また訓読み+音読みで繋げて、いわゆる「湯桶読み」をすれば、「にふつ」と読むことも可能と言えます。
さて、「煮沸」の正しい読み方は、「しゃふつ」と「にふつ」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
「煮沸」の正しい読み方は「しゃふつ」で、「にふつ」と読むのは間違いです。
この熟語の読みでは、少し珍しい「湯桶読み」ではなく、音読みを重ねた素直な読み方が、正しいと言うことになります。
ちなみに、「煮」を「に」と読ませる熟語には「煮物」「佃煮」「雑煮」などが挙げられますが、「しゃ」と読ませる熟語は辞書をざっと調べた範囲では、「煮沸」以外、見当たりませんでした。
「煮沸」の意味
「煮沸」とは「よく煮ることや、沸騰させたり煮たたせること」を意味する言葉です。
「煮沸」の言葉の使い方や使われ方
・『消毒する方法には色々ありますが、煮沸消毒もその一つです』
・『麦茶は、大麦を殻のついたまま煎?ったものを、熱湯で一定時間煮沸して煮だすことが必要です』
・『熱に弱い細菌やウイルスは、煮沸消毒するのがベストと言えます』
まとめ
「煮沸」の正しい読み方は「しゃふつ」で、「にふつ」と読むのは間違いです。
また、この「煮沸」とは「よく煮ることや、沸騰させたり煮たたせること」を意味する言葉です。