この記事では、「見惚れる」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「見惚れる」の正しい読み方は「みほれる」と「みとれる」どちら
「見惚れる」には2つの読み方があります。
1つ目は「みほれる」で、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
2つ目は「みとれる」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の語(熟字)に、本来の意味の言葉をあてはめて、普段使わない読み方にする文法です。
「惚」は訓読みでは「ほれる・ぼける・ ほうける・ とぼける」になり、「とれる」とは読みません。
正しい読み方の結論
「見惚れる」は「みほれる」「みとれる」どちらも正しい読み方です。
ただし読み方により意味が違ってきます。
「見惚れる」の意味
「見惚れる」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「みほれる」と読む場合、「人物や物事の魅力にとりつかれ、すばらしいと感嘆して見ること」という意味です。
「みとれる」と読む場合、「我を忘れて見つめる」という意味です。
どちらもほぼ同じ意味ですが、「みほれる」は「うっとり見る」、「みとれる」は「ぼうっと見る」というニュアンスがあります。
「見惚れる」の言葉の使い方や使われ方
「見惚れる」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『ナマで見る女優の美しさに見惚れる(みほれる)』
・『デート中に他の女性に見惚れて(みとれて)ケンカになる』
・『世界で一番大きいダイヤモンドの輝きに見惚れる(みとれる)』
まとめ
「見惚れる」は「みほれる」も「みとれる」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく使える様に覚えておきましょう。