「凡夫」は何と読むのでしょうか。
この記事では、「凡夫」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「凡夫」の正しい読み方は「ぼんぷ」
「凡夫」の正しい読み方は「ぼんぷ」です。
「凡」には「凡庸」【ぼんよう】「非凡」【ひぼん】など「ぼん」という読み方があります。
「夫」は「人夫」【にんぷ】「万夫」【ばんぷ】など「ぷ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「ぼんぷ」が「凡夫」の正しい読み方です。
「凡夫」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「凡夫」のよくある間違った読み方として挙がるのが「はんぷ」「ぼんふ」です。
「凡」には「凡例」【はんれい】のように「はん」という読み方があり「夫」は「夫人」【ふじん】「主夫」【しゅふ】など「ふ」とも読みます。
いずれも「凡夫」には当てはまらない読み方です。
「凡夫」について説明
「凡夫」とは、「ありふれた普通の男」を意味する言葉です。
取り立てて優れたところや見るべき特徴がなくつまらない男を指します。
「普通」や「標準」といった肯定的なニュアンスではなく「どこにでもいる」「面白みがない」という悪い評価を込めて使われる言葉です。
本来は仏教用語で「教えを理解せず悟りを得ていない者」を表す言葉で、そこから転じて世の中の道理を理解していない人や物事がわからない愚か者を意味する言葉として使われています。
「凡夫」の言葉の由来
「凡」は並で優れていないことを意味し「夫」は男性を意味します。
「優れたところがない普通の男」が「凡夫」の由来です。
まとめ
「凡夫」は本来男性のみを表す言葉ですが女性を含めて使うこともあります。
侮蔑的な意味を含む言葉なので使う時は注意してください。